概要

国立大学附属病院感染対策協議会(以下、協議会)は、平成12年に全国42の国立大学病院が
全て参加して発足しました。
協議会の目的は院内感染の発生による患者の転帰を改善することにあります。
活動内容として、院内感染の防止という観点から、医療の標準化を目指して病院感染対策
ガイドラインを平成14年2月に策定しました。
このガイドラインはその後、平成15年8月に 改定を行っております。
また、院内感染発生動向を把握する目的で、平成14、15年度にはカテーテル関連血流感染
サーベイランスを、また昨年度はカテーテル関連尿路感染症サーベイランスを行いました。
昨年度からは協議会に薬剤師作業部会も活動を開始し、抗菌剤のサーベイランスを行って
おります。
他にも、感染対策に携わる医師・看護師に対する教育システムの構築、医療従事者の
血液曝露対応システムの構築、院内感染発生時の要因分析・改善支援システムの整備など、
さまざまな角度から感染対策に取り組んでいます。


平成23年度からは、9公立大学及び防衛医科大学校を正式会員とし、「国公立大学附属病院
感染対策協議会」と改称して活動しています。